代表作とは?
昨年9月から縁があって専門学校で非常勤講師をしている。そこで学生から「先生の代表作って何ですか?」と素朴な質問が出てきた。一瞬答えに詰まってしまったけど、ドキュメンタリーとか恋愛リアリティかなと返した。正直言って、私が企画立案して作ったものは、11年前の長野にある伊那小学校を取材したドキュメンタリーだけかもしれない。あとは会社に所属して与えられたものや、独立して縁があって受けたものばかりだ。現在、会社という形をとっているが、事業という段階ではまだない。自ら投資して生み出したものもまだない。子供の頃からアレやりたいなどふんわりした発想はあるが本当に実現できるのだろうか?不安ばかりが大きい。そんな時に坂口恭平さんの「生きのびるための事務」を読んだ。彼の著書はこれまでいくつか購入して読んだが、そこまで影響されるものはなかった。Twitterで綴られる彼の日常の方がとても興味深い。「生きのびるための事務」はもう一人の自分(ジム)が目標を実現化させるためのやり方を指南することが描かれている。うまくいかないのはやり方に問題があるからであって才能があるかどうかではない。私もやり方を改めたらうまくいくだろうか?少しずつだが、始めていきたいと思っている。